脊髄変性症って? 8/3 晴れ
今回の内容は、はなが元気なうちに今までの経過をたどってみようと思ったのと、もしかしたら同じような症状でがんばってるキャパちゃんがもっと他にもいるのではという気持ちから書いた記録です。
長いですからスルーしてくださいね。
先週の金曜日、はなの定期検査で病院へ。
6月に麻酔なしで撮ったCT・・・CT画像診断の専門の先生に診ていただいたんだそう。
その結果、今までの症状や血液検査、レントゲンなどを考え合わせると
『脊髄変性症』という病気が一番可能性として高いらしいとのこと。
あぁ、やっぱりね
以前、ポーコさんのプログでこの病気について初めて知り、そのときはなちんも症状がすごく近いわと思っていました。(さすがポーコさん!}
なぜ確定診断ではなく「らしい」のかというと
・他の脊髄の病気と区別がつきにくい
・除外診断が中心となるため、確定診断が難しい
・シェパードなど特定の大型犬とコーギーでの発症の報告多いが、キャパリアでは非常に稀(報告がないだけか、キャパリア特有の類似した病気の可能性もあるらしい)
一番わかりやすく解説していたのが岩手大学付属動物病院のホームページ。
そしてその先生が雑誌「コーギー・ファン」に『変性性脊髄症(=脊髄変性症)』の記事を書いていらっしゃるのを発見。
う~ん、この病気の症状に はなの麻痺の様子がとてもよく似ています。
原因も診断法も治療法も確立していない難病。
以下、コーギー・ファンに記載されていた内容を引用させいいただきながら、はなの経過をたどってみますね。
変性性脊髄症の症状
最初の症状は、ほぼ例外なく片方の後ろ足から出現
具体的には、後ろ足を踏み出す時、普通よりも高く上げる、外側に円を描くように回す、大股になるなど
はなの場合、これらの症状がでてくる前に、片方の足を外側に出して座る、以前よりガニ股になったなどが。(2007.04.03)
(2007.8.18 乳腺腫瘍のため手術(卵巣も摘出))
はなちんのガニ股が気になる(2007.11.03)
(2008.2.28 抜歯手術)
散歩時に疲れやすいのでバギーは必須アイテムに。でもまだまだ身を乗り出して(身体を支えられる)乗れてました(2008.05.17。13歳の誕生日翌日)
以前はこんな恰好しなかったのに 後ろ足を開脚(2008.6)
歩いていても疲れやすく、脚を横に投げ出して休む(2008.09.29)
歩くとき、片方の足を(はなの場合左後ろ足)を高く上げ、クルクルまわすようにして歩いてました。(2008.10.18)
これらの症状は数週間から数カ月かけて徐々に進行し、やがて左右の後ろ足に同じような症状が出始める。運動失調が進行すると、歩行時に左右の後ろ足を交差させたり、爪を地面に擦って歩くようになる。また、起立時に後肢が開脚したり(とくに滑りやすい地面では)、足の甲がひっくり返っていたりする。やがて歩行時の腰のふらつきが目立つようになる。
2009.01.22
後ろ足が地面を擦って歩くので、足の裏ではなく、甲が汚れる。(2009.02)フローリングを歩くと爪が当たって音がする。
チッコをするとき、開脚するもふんばれないのでどんどん開き、チッコがついちゃう(2009.02)
家の中で歩行中、あっちでパタン、こっちでパタンと倒れる(けど自分で起き上がれる)
散歩のとき、のっしのっしと大股で歩く(2009.03.28)
(2009.5.07 乳腺腫瘍手術)
14歳の誕生日。自力で立ってるはなちん(2009.5.16)
上記の運動失調と同時に後ろ足には「麻痺」という症状がでてくる。麻痺が進行すると後ろ足を思い通りに動かすことができなくなり、体重を充分に支えられなくなる。その結果、時々歩行時に片方に腰が倒れた状態となる。さらに進行すると下半身を完全にひきずって移動するようになる。最初のうちは引きずりながらも後ろ足を動かすことが可能だが、次第に動きが小さくなり、最終的には動かすことが完全にできなくなる。(発症後約2年)
その後症状は前足に出始める。次第に前脚で体重を支えることが難しくなり、起立ができなくなっていく。また尿や便の失敗をするようになることもある。一般的に前足の症状の進行は後ろ足の場合よりも早い。前脚での起立が完全にできなくなるのは、発症後約2年半である。
前足の異常に続くのが呼吸の異常→呼吸困難・・・
2009.07.21のプログで、後ろ足を介助してるはなちん登場
後ろ足の麻痺はすすんでますが、まだ前足はなんとか体重をささえてお散歩(2009.11.15)
家の中では、ずるずるとはって移動するハイパーはなちん(2009.11.27)
このころからゲポ(吐出)&ゲポに続く鼻づまり&呼吸困難出現。
2010.01 ゲポ頻発。夜間寝ていても突然おこる。
ゲポ対策に 食後頭が下がらないように枕を利用
このころのバギー上のはなちん、顔の上半分しか映ってない^^;(2010.03)
2010.04 夜間頻繁に起きる。トイレに行きたいのか気持ちが悪いのか。口をくちゅくちゅさせること多い。
首の座りもわるくなり、食事は抱いて支えてたべさせる。
食欲旺盛
6月 突然の食欲不振。固形物はペッとしちゃう。舌の動きが悪い日は、食事中の休憩多い。どろどろの状態にミキサーにかけると食べるようになった。
2010年7月30日現在・・・
前足の麻痺も急激に進んでいます。
体重もぐんと減って、現在5.3キロ。(6月に測った時より約1キロ減)
尿検査異常なし。血液検査、GPT、ALPが高いことを除けば、ほぼ正常。(GPT226)(ALP1340)
胆のうに胆泥あり。
僧帽弁閉鎖不全症6段階中レベル5。肺水腫ほぼなし。
手作りのミキサー食+昼食にa/d缶or退院サポート缶にしてからゲポは激減。数日に一回くらい。
ですが、排泄はちゃんと教えて介助すれば庭でします。チッコの時は麻痺してるはずの後ろ足を必死で開脚!ウン〇も懸命に踏ん張ります。
身体が動けないことを除けば、食欲旺盛、反応にもちゃんと目で答え、おしゃべりもし、バギーでお散歩もし、おやつをもらってご機嫌な笑顔も。
昨日のはなちん。朝食後スースー寝てます
この病気の特徴的な症状のひとつが「痛みがない」ということ。(寝たきりなので二次的に出てくる痛みはあるにしても。)
穏やかに過ごせる時間が少しでも長く続くよう、のんびりでも前向きに、その時々にできることを精一杯しながら過ごせたらと思います。
長いですからスルーしてくださいね。
先週の金曜日、はなの定期検査で病院へ。
6月に麻酔なしで撮ったCT・・・CT画像診断の専門の先生に診ていただいたんだそう。
その結果、今までの症状や血液検査、レントゲンなどを考え合わせると
『脊髄変性症』という病気が一番可能性として高いらしいとのこと。
あぁ、やっぱりね
以前、ポーコさんのプログでこの病気について初めて知り、そのときはなちんも症状がすごく近いわと思っていました。(さすがポーコさん!}
なぜ確定診断ではなく「らしい」のかというと
・他の脊髄の病気と区別がつきにくい
・除外診断が中心となるため、確定診断が難しい
・シェパードなど特定の大型犬とコーギーでの発症の報告多いが、キャパリアでは非常に稀(報告がないだけか、キャパリア特有の類似した病気の可能性もあるらしい)
一番わかりやすく解説していたのが岩手大学付属動物病院のホームページ。
そしてその先生が雑誌「コーギー・ファン」に『変性性脊髄症(=脊髄変性症)』の記事を書いていらっしゃるのを発見。
う~ん、この病気の症状に はなの麻痺の様子がとてもよく似ています。
原因も診断法も治療法も確立していない難病。
以下、コーギー・ファンに記載されていた内容を引用させいいただきながら、はなの経過をたどってみますね。
変性性脊髄症の症状
最初の症状は、ほぼ例外なく片方の後ろ足から出現
具体的には、後ろ足を踏み出す時、普通よりも高く上げる、外側に円を描くように回す、大股になるなど
はなの場合、これらの症状がでてくる前に、片方の足を外側に出して座る、以前よりガニ股になったなどが。(2007.04.03)
(2007.8.18 乳腺腫瘍のため手術(卵巣も摘出))
はなちんのガニ股が気になる(2007.11.03)
(2008.2.28 抜歯手術)
散歩時に疲れやすいのでバギーは必須アイテムに。でもまだまだ身を乗り出して(身体を支えられる)乗れてました(2008.05.17。13歳の誕生日翌日)
以前はこんな恰好しなかったのに 後ろ足を開脚(2008.6)
歩いていても疲れやすく、脚を横に投げ出して休む(2008.09.29)
歩くとき、片方の足を(はなの場合左後ろ足)を高く上げ、クルクルまわすようにして歩いてました。(2008.10.18)
これらの症状は数週間から数カ月かけて徐々に進行し、やがて左右の後ろ足に同じような症状が出始める。運動失調が進行すると、歩行時に左右の後ろ足を交差させたり、爪を地面に擦って歩くようになる。また、起立時に後肢が開脚したり(とくに滑りやすい地面では)、足の甲がひっくり返っていたりする。やがて歩行時の腰のふらつきが目立つようになる。
2009.01.22
後ろ足が地面を擦って歩くので、足の裏ではなく、甲が汚れる。(2009.02)フローリングを歩くと爪が当たって音がする。
チッコをするとき、開脚するもふんばれないのでどんどん開き、チッコがついちゃう(2009.02)
家の中で歩行中、あっちでパタン、こっちでパタンと倒れる(けど自分で起き上がれる)
散歩のとき、のっしのっしと大股で歩く(2009.03.28)
(2009.5.07 乳腺腫瘍手術)
14歳の誕生日。自力で立ってるはなちん(2009.5.16)
上記の運動失調と同時に後ろ足には「麻痺」という症状がでてくる。麻痺が進行すると後ろ足を思い通りに動かすことができなくなり、体重を充分に支えられなくなる。その結果、時々歩行時に片方に腰が倒れた状態となる。さらに進行すると下半身を完全にひきずって移動するようになる。最初のうちは引きずりながらも後ろ足を動かすことが可能だが、次第に動きが小さくなり、最終的には動かすことが完全にできなくなる。(発症後約2年)
その後症状は前足に出始める。次第に前脚で体重を支えることが難しくなり、起立ができなくなっていく。また尿や便の失敗をするようになることもある。一般的に前足の症状の進行は後ろ足の場合よりも早い。前脚での起立が完全にできなくなるのは、発症後約2年半である。
前足の異常に続くのが呼吸の異常→呼吸困難・・・
2009.07.21のプログで、後ろ足を介助してるはなちん登場
後ろ足の麻痺はすすんでますが、まだ前足はなんとか体重をささえてお散歩(2009.11.15)
家の中では、ずるずるとはって移動するハイパーはなちん(2009.11.27)
このころからゲポ(吐出)&ゲポに続く鼻づまり&呼吸困難出現。
2010.01 ゲポ頻発。夜間寝ていても突然おこる。
ゲポ対策に 食後頭が下がらないように枕を利用
このころのバギー上のはなちん、顔の上半分しか映ってない^^;(2010.03)
2010.04 夜間頻繁に起きる。トイレに行きたいのか気持ちが悪いのか。口をくちゅくちゅさせること多い。
首の座りもわるくなり、食事は抱いて支えてたべさせる。
食欲旺盛
6月 突然の食欲不振。固形物はペッとしちゃう。舌の動きが悪い日は、食事中の休憩多い。どろどろの状態にミキサーにかけると食べるようになった。
2010年7月30日現在・・・
前足の麻痺も急激に進んでいます。
体重もぐんと減って、現在5.3キロ。(6月に測った時より約1キロ減)
尿検査異常なし。血液検査、GPT、ALPが高いことを除けば、ほぼ正常。(GPT226)(ALP1340)
胆のうに胆泥あり。
僧帽弁閉鎖不全症6段階中レベル5。肺水腫ほぼなし。
手作りのミキサー食+昼食にa/d缶or退院サポート缶にしてからゲポは激減。数日に一回くらい。
ですが、排泄はちゃんと教えて介助すれば庭でします。チッコの時は麻痺してるはずの後ろ足を必死で開脚!ウン〇も懸命に踏ん張ります。
身体が動けないことを除けば、食欲旺盛、反応にもちゃんと目で答え、おしゃべりもし、バギーでお散歩もし、おやつをもらってご機嫌な笑顔も。
昨日のはなちん。朝食後スースー寝てます
この病気の特徴的な症状のひとつが「痛みがない」ということ。(寝たきりなので二次的に出てくる痛みはあるにしても。)
穏やかに過ごせる時間が少しでも長く続くよう、のんびりでも前向きに、その時々にできることを精一杯しながら過ごせたらと思います。
by nana-hana-marna
| 2010-08-03 22:00
| 日記